第二章:サヨウナラ

本日は、第一章:俺は死にかけの続きから始めたいと思います。

あんふぁんさんは、携帯に返信してほしいと依頼していましたが、送信後すぐに以下のメールが、やはりPCのメアドに送られてきました。

差出人 カラ男?のようなHN
宛先: あんふぁん
タイトル RE: 元気?
送信日時:2008年1月25日11:40:47

食道静脈塊破裂二回。二回共危篤。二回目は一時心肺停止。重度の肝硬変肝不全。腫瘍もある。家族からも誰からも見放された。(あんふぁん)の夢しか見なかったよ。愛しているのにテンパルと見境がなくなる。バカだから。寿命は僅からしい。今まで素晴らしい想い出ありがとう。感謝と謝りたかった。レス不要です。何の気力もない。本当にありがとうございました。あの世では●●で暮らそう。サヨウナラ。

本文は、改行がされておらず悪条件での書き込みを思わせ、その内容も相当悪い状態である事が示されており、まさしく「俺は死にかけ」です。

肝硬変、肝臓癌、寿命が短い等は、カラ男が某掲示板に何度も書き込んでいた為、目新しいものでは無く、本人と確定する事ができません。
しかし「あの世では●●で暮らそう」の部分は、彼女とカラ男にしかわからないキーワードでしたので、この時点で、カラ男本人からであると確信したそうです。
とは言うものの、「レス不要」「サヨウナラ」などの言葉が、本当に死の淵にあり、人生の清算の為「感謝と謝りたかった」のか、他に何か意図があるのかどうか、依然わかりかねる状況の為、以下の短文で返信を行ったそうです。

差出人 あんふぁん
宛先: カラ男
タイトル RE: 元気?
送信日時: 2008年1月29日13:20:45

じゃあどこかに入院してるの?

>家族からも誰からも見放された。

誰かに世話してもらってるの?

当メールには、一転して何の返信もありませんでした。
彼女も特に深追いをする事なく、そのままとなってしまいました。
しかし、この時点では、最期のメールの内容が微妙な物でしたから、何か嫌な感じがして気分はあまり良くなかったそうです。

そしてメールの事も忘れかけていた3月末頃、彼女の自宅に大阪周辺やその他のカラ男に縁のある都道府県の市外局番より電話がかかってくるようになり、連日で着信履歴を残し始めました。
そのうちの何度かは在宅中に着信があり、受話器を取ってみたもののすぐに切れたそうです。
片っ端から履歴番号を着信拒否に登録していた4月初旬のある日、カラ男から、新たなメールが彼女の元に届きました。
その時彼女はメールボックスを見て少しホッとしたそうです。

しかしその内容を読むと、カラ男の状況に変化はないながら臨死体験?をした為なのか、妙にロマンチックな面も見せるというなんともいえない内容でした。

今回はここまでとします。
カラ男様、引き続き higaishablog@hotmail.co.jp まで、現況と今後の予定に付きまして連絡をお待ちしております。